Life is beautiful 「私を満たす美しい時間」
暮らしを豊かにする為のコラム
生活の変化と「会話」
今では女性が仕事をする上での「腰掛け」という言葉は使われなくなりました。結婚後や出産後も子供の手が離れたら再就職をするといった「働く女性」が増えてきたからなのでしょうか。経済上の理由はもちろんですが、女性の仕事に対する意識も高くなってきたのではないでしょうか。それにともない、エンゲル係数も向上してきて外食にかける出費も多くなってきました。外食と内食(家庭での食事)の中間の[中食]という言葉も生まれて、テイクアウト食品や弁当、調理加工品や半加工して下ごしらえ食品類も多いです。種類も和、洋、中華と豊富で有名シェフや料理研究家の味まで家庭で味わう事が出来て、味に対するこだわりが強い人たちも増えてきました。お湯に入れたり、レンジに入れて温めるだけの食品は調理時間も省けて、仕事を持った女性に多く利用されています。
こういった食生活に対応して、キッチンも変化してきました。電子レンジは欠かせない物となり冷蔵庫は大型化して、特に冷凍庫の容量が増えて食品をストックする場所やパントリーも必要とする方も増えてきました。食事のスペースもキッチンカウンターの延長線上や、対面カウンターを取り付け、バーカウンターのような場所で食事をとる方法も増えてきました。時間の効率化と椅子生活への変化で生まれた食事法ですが毎日、毎食そこでとるのは好ましくありません。向かいあって座るダイニングエリアが必要です。会話を楽しむ習慣がうまく育ってこなかった日本文化にとって、[食]を通じて会話をし、躾を学ぶことが重要だからです。
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投稿日 : 2008/08/13
自由なデザインのビクトリアン様式

クラシック住宅の美しさは、アメリカ人の憧れです。そこからは、歴史を物語るセピア色の写真のようにノスタルジックな想いが伝わってきます。そして今でも人々に慕われ続けています。その中の様式にビクトリアンスタイルというものがあります。豪華で大規模なデザインの中にも精巧な装飾が施されて、非対称な外観で自由にデザインされており、クイーンアン、スティック、シングル様式といったものがあります。
屋根が架けられたポーチやドーマーウインドーを用いたり、木工製品を使用したデザインはアメリカ南部の人たちにとって、環境や風景、日常生活に適していることなどの理由で広まって行きました。建築技術が進んできたことや経済状況が回復した中で、複雑な形状やディティールの住宅を建てる人が増えてきました。第二帝政、イタリアネイト、クイーンアンといった様式のデザインの影響を受けた、南部の住宅はビクトリアンフォーク様式として確立しました。そのデザインは、屋根付きのポーチが玄関前に広がり、変化に富んだ屋根がリズムを与え建物の表情を生き生きとさせています。
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投稿日 : 2008/07/ 6
インテリアとしての鏡

インテリアとしての鏡には、室内を2倍に広く見せるという機能に加えて、住む人に自分の姿を意識させ、知らず知らずのうちに身だしなみも良くさせるという効果があります。以前、日本の海軍は英国海軍を模範とし、兵舎には至る所に鏡があったそうです。形を整えることにより心も律した英国の紳士道の伝統ともいえます。
おしゃれで有名な、フランソワーズ・モレシャンさんは、和風の家に住んでいたとき、鏡のための場所がないので、柱に細長い鏡を貼り付けて姿見にしていたと聞いたことがあります。ただし、くつろぎの場である居間にふつうの大きな鏡をつけて、終始自分の姿と対面しているのは疲れてしまいます。そこで、鏡の持つなまなましさ、冷たさを和らげる工夫が、とりわけデリケートな感覚を持った日本人には必要です。一つは、鏡そのものを選ぶこと。あまりはっきりと映る普通のものではなく、スモーク、グレイ、うす茶など、かすかに色のかかった鏡がデパートの内装などに使われていますが、これだと、ずっと穏やかな感じになります。
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投稿日 : 2008/06/20
アメリカの経済的な平屋建て小住宅

小住宅に多いデザインとしてクラフツマン様式やバンガロウ形式、ケープコッド様式が挙げられます。これらは初めて住宅を購入するスターター(一次取得者)向けの住宅として長い人気が保たれています。この住宅は寝室の数を1あるいは2部屋とし、その後、家族の成長による発達段階(ライフステージ)や家族構成に合わせて、外観や居室空間を変化させてきた歴史があります。その基本となるのが平屋建てです。
平屋建ては外観上、比較的安定感があるだけでなく、どのような世帯でも経済面で無理がなく、しかも適応性と順応性の高い住宅として好まれてきました。平屋建ての住宅は、峡小の敷地に1階だけという簡素さから、建設が容易で比較的安価にできます。経済的負担の少ない住宅としてのデザインは、複数の小窓や正面玄関を中央に配するシンメトリースタイルが多いですが、特に平屋という理由だけで、質素さを求める必要はありません。質素になりがちな正面外観にベイウインドウを配したり、切妻を重複させたり、少ない間取りながらも快適な空間デザインに工夫を凝らすことができます。それが即、コスト面に影響があるとして敬遠されがちですが、便利さや魅力、生活へのゆとりのための創造と捉える事も必要です。
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投稿日 : 2008/06/ 8
絵を飾られてみてはいかがでしょう
最近、新しく建てられる病院の外観デザインやインテリアが少しずつ変わっていきたように思えます。しかし、今でも白く冷たい壁に、白いシーツのままのところが多くあります。医師の上着がグリーンに、看護婦の制服がピンクに変化してきましたが、病室の中は大きく変わっていません。
“白”のイメージは清潔ですが、冷たさも合わせ持つ色なので、病気で気分が沈みがちな患者の心には、少し寒々しく感じます。しかし、部屋に窓があると時間の経過、季節の移り変わりが分かるので、気持も落ち着きますが、窓を付けることができない相部屋も多くあります。その場合、壁一面に絵を飾ってみてはいかがでしょうか。
アメリカの病院では、アートレンタルで入院すると好きな絵を選んで飾れるところもあります。日本ではあまり聞きませんが、このシステムは治療効果に役立つらしいのです。絵のない病室にいる人より、絵のある病室にいた人の方が、回復力が早かったというデーターがあるからです。絵の種類によりますが、「モダンアート」は精神的安定には好ましくありませんが、自然が描かれている絵で、特に川や湖など「水」があると患者の薬の量も最小限で済んだという例もあります。
病院の壁や床、天井などの色や素材を検討することが大事だと思いますが、絵を飾る事はすぐにできる、患者様のためのインテリアではないでしょうか。
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投稿日 : 2008/06/ 1
アフォーダブル・ワンストーリーハウス

アメリカのワン・ストーリーハウス(平屋建て住宅)は、安定感があって、幅広い世帯に適しているので、古くから多くの人達に好まれているデザインです。ワン・ストーリーハウスのデザインはシンプルで、一番安価にできる単純な長方形が多く用いられています。その典型的なものにケープコッド様式と呼ばれるものがあります。平面プランがシンプルなので、そのプランはバラエティーに富んだ変更が可能です。
平屋で一方向のラインに建てていくので、建築資材のムダが少ないだけでなく、建築しやすいという利点がある事も多く用いられてきた理由のひとつです。ただし、シンプルで合理的な建物ですが、あまり大きなものは適切ではないと言えます。幅が30メートルもあると大きすぎて、その分だけ価格も高くなります。20メートル幅のL字型住宅や15メートル幅のU字型住宅は、30メートル幅の住宅に比べて小さい分建築コストが少なくて済み、同じサイズの正方形と長方形では壁から壁への長さが違うので、暖房や冷房のエネルギー消費量にも影響があります。
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投稿日 : 2008/05/18
ヨーロッパやアメリカの住宅照明
私たちの住んでいる日本の住宅の照明器具の多くは、蛍光灯が使われています。電球色(赤黄色っぽい暖色の明かり)も多く使われてきましたが、昼白色(白っぽい寒色の明かり)が多いようです。アメリカやヨーロッパのほとんどの家では逆に白熱灯の照明が多いようです。
また、日本では夜になると、ほとんどの家ではカーテンを閉めます。外からみると、少しの明かりだけが漏れているように見えます。海外では通りからみると、それぞれの家の窓から、白熱等の明かりがきれいに映し出されます。アパートやマンションも、日本のように白色と電球色が混ざって、不快に見える(みなさんはどう感じますか?)ことはあまりありません。きれいな夜景はヨーロッパの人たちの明かりに対する良心なのでしょうか。

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投稿日 : 2008/04/27
クラフツマン住宅
クラフツマンスタイルの住宅の特徴は、他の建築様式のように材料の既成概念にとらわれることがありません。異なった素材を外装の仕上げに使い、お互いを引き立たせることによって、低くシンプルなエクステリア(外観)をより重厚感のあるプロポーションにします。それでは、クラフツマン住宅のデザインの一例をご紹介します。
まずはエクステリアデザインですが外壁の下部や煙突には煉瓦や自然石を用い重厚感を出しています。外壁の上部はハーフティンバー(柱や梁などの構造材が外部に出るデザインのもの)にして、その間にプラスター(漆喰)が塗られています。また、木製シングルやサイディングなどが使われているものもあります。ファサード(玄関外部)の柱は短く、煉瓦や自然石で仕上げられた高くて太い台の上に置かれます。窓はケースメント(タテ開き窓)やダブルハング(上げ下げ窓)が使われ、上部にはグリル(格子)が付き、下部には眺めを良くするためかグリルが付いていません。
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投稿日 : 2008/04/13
イギリスにおける住宅政策
イギリスにおける一般的な住宅は、平均的に見て百年以上経過した建物が多いのですが、特にロンドンなどは、19世紀末から20世紀の初めに建てられたものが大半です。その中でも、市内の中心部では、18世紀に建てられたジョージアン様式の建物も多く残されています。そういう年輪を重ねた建物や、その集まりである集落や街路には、特別の風格があり、いつまでも見飽きることのない建築美があります。
イギリスは、サッチャー女史が政権の座に就いた1980年代から、アーバン・リニューアル(都市の再生)ということが盛んにおこなわれるようになりました。日本と違ってイギリスの都市は、どこでも均一的に近代都市としての都市を再生するという基盤ができていました。したがって再生が可能となったのです。
この都市の再生で何が行われたかといいますと、サッチャー政府の政策として、百年以上もたった一般住宅の改造に特別の融資が行われました。すばらしい事に、古い家は取り壊すことなく、またそれを修復改善することによって、二重の経済効果を生むことができたのです。これが現在日本でおこなわれているスクラップ・アンド・ビルド方式だと、古い建物をスクラップにすることで、廃棄物の処理に無駄な費用がかかるばかりでなく、家は新しくなるが伝統的な美しさは確実に失われていきます。これは二重のロスと言えるのではないでしょうか。物質的な原材料に恵まれず、しかも古い歴史的環境で暮らす私たち日本人にとって愚かなことと言えるのではないでしょうか。
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投稿日 : 2008/03/ 9
伝統様式の中の新しいデザイン
クラシックという言葉自体は、美しさの基準となる言葉で、洗練された幾何学的調和で構成され、恒久的な美しさを持っているという意味があります。建築様式にとってクラシックは、遺産であり継承する価値がある文化として理解され、採用されてきました。今日においても、クラシックは計り知れない価値ある遺産であることは言うまでもなく、単純な要素で構成されているデザインほど、長く受け継がれていくものであります。
今日の伝統様式の中に採用されているモンティセロのドーリス式の柱やペディメントのあるポルティコは、今日の住宅に用いられても不自然さはなく、時間の流れを感じさせないくらい自然です。本格的で新しいスタイル(様式)の住宅を創造するには、建築の歴史を再度解釈し直して、形式的で洗練されながらも、親しみのある住みよい住宅としてデザインするとともに、その住宅が資産として受け継がれていくように心掛けたいものです。

写真の建物は、アメリカ合衆国第3代大統領トーマス・ジェファーソンの邸宅であるモンティセロです。ドーリス式のポーチ柱が6本使われています。また、その柱の上の三角形の部分が、"ペディメント"と呼ばれる部分です。"ポルティコ"とは回廊とか柱廊を意味し、イタリアの修道院などによく見られる屋根のある歩道(アーケード)だと思っていただけば良いでしょう。
ファームスタイルの住宅のキッチンを、ダイニングルームとリビングルームの間に設たり、また、アーチ上の要石と隅石を用いる様式には、タイル張りのホワイエとヨーロッパ調のデザインがよく似合います。本物のクラシックとは、過去の優れたデザインを保ちつつ、新たに新鮮な思調や流行のデザインに対して、決して色褪せることのない、賞賛に値する物として創造し付加していくことだと考えます。
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投稿日 : 2008/02/24
ライト様式
「私たちがオーガニックアーキテクチャー(有機的建築物)と呼んでいるものは、単に審美的であったり、流行しているものではなく、芸術、宗教、科学が一体化した人間生活を新しく統合するという壮大な考え方に根ざした現実の運動である。形態と機能が一体化するようなもの、つまり、オーガニックアーキテクチャーとは、 民主主義を実現する建築である。」(フランクロイドライト 1953年)
ライト様式による建築は、緩い勾配の寄棟屋根でつくられ、その庇には、デンティル(歯型刳型)が取り付けられています。住棟全体にテラス、バルコニーを採用し、屋外空間と屋内空間の連続性を重視しています。横の線を強調する石積み、レンガ積みを用い、フレンチドアなど、天井から床までの背に高い開口窓を採用して、「箱」のもつ単調さを排除しています。
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投稿日 : 2008/02/18
コンテンポラリー様式
第二次世界大戦後、世界的に、モダニズム建築が機能主義(ファンクショナリズム)と一体となって広がっていきました。しかし、米国ではFHA(連邦住宅庁)の債務保証を得るために、住宅デザインとしてはクラッシクであることが基本条件とされていました。その結果、住宅デザインは、住宅地の郊外開発(アーバニズム)と一体となって、車庫付き住宅をクラシックデザインとしてつくる例が大多数を占めていました。
続きを読む 『コンテンポラリー様式』
投稿日 : 2008/02/11